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audio-technica ATH-TAD500

オーテクの底力をみせたモデルではないだろうか。TADシリーズハイエンドながら実売5~6千円という普及価格だが、久々のエアーダイナミックシリーズ新型だけあり、ADシリーズよりも熟れた印象を受ける。

オーテクの大型オープンエアー型と言えば、ADシリーズであるが、繊細で精緻な音が特長な反面、脳内定位と高音がきつく、シャカシャカした尻軽な感じが欠点だった。このATH-TAD500はADシリーズの良い面を受け継ぎながらも、欠点を修正した感じ。おそらく、音作りの方向性で大きな舵を切ったものと思われる。

解像度は、流石に上位機種には及ばないが、必要最低限はある。とにかく音に躍動感があり、ストレートな表現で迫力がある。音像はかなり近いが、脳内定位より前、音源の直接目の前で聴いているような感じ。コンサートホールの最前列で聴いている印象。音場はオープン型としては広く無いが、360度包まれている感じはする。左右の定位は音像が近い分はっきりしているが、やや分かれすぎな感はある。音質は中域にふくよかさがあるのがこれまでのオーテクオープン型に無い特長。低音高音も必要十分な量とバランス。周波数レンジは広く無いが、逆に言えば無駄な音を鳴らさない。

とにかく、バランスに優れたヘッドフォンで、高級機と比べると性能はよく無いが、必要な音しか鳴らさないので、音源の状態を選ばない。古い録音はノイズが目立たないし、低レートの圧縮音源も嫌な音が目立ちにくい。また、各種携帯プレイヤーでも十分に音を鳴らすので、再生機器も選ばない。かと言って、より優れた再生環境では持ち前の躍動感が活き、性能も一段階アップした感じになってなかなかに聴かせてくれる。ナチュラルバランスでは無いが、高音から低音まで、飛び出る音は無い。刺激が無いので当然、聴き疲れしにくい。

掛け心地はオーテクらしく良好。流石に上位機種のようにピンポイントヘッドバンドでは無いが、軽量で、その意味でも疲れにくい。

ジャンルは一切選ばない。敢えて言えば邦楽のポップスを聴くのがベストマッチだと思うが、どんな曲も『それなり』に聴かせてくれる。DAW用途としては向いてないが、打ち込み等の作業としては抜群だろう。

決して高性能ではないが十分に中性能なこのヘッドフォン、聴く物や再生環境によってはもっと高性能なヘッドフォンより良い感じで聴ける。ヘッドフォンに限らないが、オーディオ機器というのは、余程の安物は除いて、性能が音質に直結しないのがよく分かるヘッドフォンかもしれない。

高級ヘッドフォンへの入門機として、あるいは高級ヘッドフォンのサブで使う2台目として持っておいて損のないヘッドフォンで、かなりお薦め出来る。コストパフォーマンスは相当高い。

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昨年の反省と今年の抱負

新しい年を迎えました。本年も、よろしくお願い致します。このブログも、3年目に突入です。更新が滞ってしまう事もありましたが、約2年間、続けてこれました。「継続は力なり」という言葉を信じて、今後も引き続き、このブログを執筆していきたいと思います。

昨年の抱負は「努力」と謳ったにも関わらず、昨年は逃げに逃げまくった消極的な1年だった。はっきりいって全く努力しなかった1年。1年を棒に振ってしまった。創作の方も、発表したのはたった1曲・・・・。最悪の1年。道楽に明け暮れた1年だったような気がする。

今年の抱負は「忍耐」としたい。まずは耐えなくてはならない。厳しいことから逃げてはならない。自分にムチを入れる年だと思う。

創作に関しては、今手を付け始めている交響曲第3番を完成させて発表するのは至上命題。ZBEOSで今手掛けている4作品も速やかに完成させ、発表したい。また、コード進行の理論をきっちりマスターして引き出しを増やしたい。

このブログに関しても、もう少し幅広いテーマを扱って、更新のペースをあげたい。

とにかく、実りのある1年にしたい!

2011年クラシックライブベスト5

毎年末恒例の企画。今年は約25公演に足を運んだ。1ヶ月に2回ペース。おそらく昨年とあまり変わらない数。ただ今年は大フィル率がかなり高い。加えて大阪交響楽団を聴く機会が多かったのが特長。海外オケを1回しか聴けてないのは心残り。さて、その中からベスト5を選出した。

<2011年ライブベスト5>

1位 スクロヴァチェフスキ(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル)
2位 エリシュカ(大阪フィルハーモニー交響楽団第452回定期演奏会)
3位 ウルバンスキ&諏訪内晶子(大阪フィルハーモニー交響楽団第449回定期演奏会)
4位 大植英次&小曽根真(大阪フィルハーモニー交響楽団第447回定期演奏会)
5位 デイヴィス(東京二期会オペラ劇場「フィガロの結婚」)

ちなみに昨年のベスト5は、

1位 フィッシャー&神尾真由子(ブダペスト祝祭管弦楽団演奏会)
2位 西本智実(ラトビア国立交響楽団演奏会)
3位 スダーン&小菅優(大阪交響楽団第151回定期演奏会)
4位 延原武春(ウィーン古典派シリーズⅢ)
5位 大植英次&ヌーブルジェ(大阪フィルブラームス交響曲全曲演奏会1)

ここ最近、猛威を振るった神尾が今年はランクインしなかった。カプリースを聴きに行けなかったのが残念。今年唯一聴いたブラームスの協奏曲はやや不出来だった。来年に期待したい。今年は名演に恵まれて選出が相当難しかったが、インパクトの強さで選んだ。

1位
エリシュカ、ウルバンスキもほぼ同等だが、曲が好物のブルックナーだった為に競り勝った。堂に入りながらも新鮮な、見事なブルックナーだった。

2位
正に巨匠の至芸。オケを完全に手中に収め、「我が祖国」の真実を聴かせてくれたエリシュカに感謝。

3位
ウルバンスキは流石。鮮烈な「火の鳥」は一生忘れない。諏訪内も良かった。

4位
「不安の時代」が超弩級の名演!大植&小曽根コンビの凄さ爆発!!

5位
とにかく愉しいフィガロだった。スザンナ役の嘉目が特に好印象。

今年は大フィルが素晴らしかった。大植のファイナルシーズンというだけあり、定期が極めて充実していた。来年は、春先以降の大フィル定期のラインアップがぱっとしないのでどうなるか・・・・・。

大阪交響楽団 第161回定期演奏会

2011年12月1日(木)
ザ・シンフォニーホール

指揮:児玉宏
独唱:小森輝彦(Bs)

■プフィッツナー:スケルツォハ短調
■プフィッツナー:オーケストラ伴奏つき歌曲集より
          (作品2-2,15-2,18,25-1,25-2,26-2)
           (Offizielle Website der Hans-Pfitzner-Gesellschaft e.V.)
■グラズノフ:交響曲第4番変ホ長調作品48

安定の児玉クオリティー。

今定期も、児玉&大響らしく質の高い演奏を展開。小森の歌も安定していて好感が持てた。グラズノフは児玉の十八番と言っていい。素晴らしかった。

ウィーン古典派シリーズ Ⅵ

2011年11月24日(木)
いずみホール

指揮:延原武春
独奏:宇賀神広宣(Fg)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

■ハイドン:交響曲第101番「時計」
■モーツァルト:ファゴット協奏曲
■ベートーヴェン:交響曲第7番

円熟。

ハイドンはこのシリーズの中でも屈指の秀演。ハイドンを聴く醍醐味を十分に満喫させてくれた。嫌味が無く、実に自然かつ快活なハイドン。オーボエの浅川氏が復帰されていた。

モーツァルトは宇賀神がやや地味過ぎたか。しかし、完成度は高かった。

ベートーヴェンは10型。やはり、このホールでベートーヴェンをやるなら10ないし12型がベスト。全般的に落ち着いた進行。テンポは速めだが、不自然さはまるでなく、全体的に流麗。カラヤン的な流れの良さを感じた。歌うところはよく歌い、思い切った強調や細部の拘り、バロックティンパニと金管の強奏強打は延原流。そういう意味で、かなりこの曲の魅力を引き出して満喫させてくたのではあるが、どうももう一歩の感銘を受けない。ずばり、音が汚い。品が無い下品な音。これはピリオド奏法を採用しているからではなく、延原の音作り、方向性が原因。音楽は美の要素も無視してはいけない。そんな事を感じたこの演奏会。

しかし、当夜は延原&大フィルがついに円熟の境地に入った事を感じさせた。全般として無理が無く、それでいて延原の目指す音楽を遺憾なく表現出来ていた。大フィルにピリオド奏法を無理なく定着させた延原の手腕と功績は大きい。

来年は、6月に2番、9月に1、9番が予定されている。

大阪フィルハーモニー交響楽団 第453回定期演奏会

2011年11月9日(水)
ザ・シンフォニーホール

指揮:大植英次
独奏:小川明子(M.Sop)、ジョン・ヴィラーズ(Ten)

■シューベルト:交響曲第5番
■マーラー:交響曲「大地の歌」

ピンチはチャンス!?

大植が今シーズン最も力を入れていたであろう今定期。しかし、ナタリー・シュトゥッツマンのドタキャンで出鼻を挫かれた。大フィルも、「大地の歌」を急に歌えてかつ、それなりの実力者を緊急で探して連れてくるのは大変だったと思うが、なんとか小川明子を連れてきた。

まず、シューベルトは活力に満ちて音楽が活き活きしていた。大植はこういう古典的な曲は素手で指揮するが、特に何もしない。彼のベートーヴェン等は面白く無い。しかし、今回はやや早いテンポで軽快に音楽を愉しむ愉悦に満ちており、中々聴かせてくれた。大植は大フィルでシューベルトを振るのはこれが初めてらしいが、相性が良く、「未完成」等、他の曲もぜひ聴いてみたい。

さて、メインの「大地の歌」だが、小川は実に堂々としていて自信に満ち溢れていて立派だった。ヴィラーズはおおらかで迫力満点!特に第1楽章は、大植&大フィルの熱血的な演奏と相まって素晴らしかった。小川は、第2楽章はやや硬い感じがあったが、次第に調子が出てきて、第4楽章は大植の挑発に応えて面白かった。「告別」は、歌手もオケも、指揮も全て高水準な演奏。

正直、私はマーラーにはあまり共感が無い。マーラーの核心ともいえる「大地の歌」もあえて聴きたいと思う曲では無いので、他の人より感動はどうしても薄くなるが、今回の演奏は、マーラー好きならば大いに感動出来たと思うし、私も大いに楽しめた。大植はマーラーを面白く聴かせてくれるので好きだ。

大フィルは文句無し。このオケの管楽器は本気出せば優秀なんだが、どうも手抜き癖がみられるwただ、今回の緊急事態に対し、オケも相当気合が入っていたと思う。小川は、このピンチで実力をアピールする絶好の機会にしてしまったのだから凄い!

今シーズンの大フィル定期は本当に凄い。例年なら定期NO1級の定期がゴロゴロしている。今回も、NO1候補の一つで有ることに疑いは無い。

大フィル&大植 ブラームス交響曲全集

昨シーズン、ライブ録音されたものが、ようやく発売された。全て、ライブで聴いた。その時の感想は、

■ブラームス:交響曲第1番
http://tasinoki.way-nifty.com/blog/2010/07/1-495a.html

■ブラームス:交響曲第2番
http://tasinoki.way-nifty.com/blog/2010/08/2-de5b.html

■ブラームス:交響曲第3番
http://tasinoki.way-nifty.com/blog/2010/11/3-f4db.html

■ブラームス:交響曲第4番
http://tasinoki.way-nifty.com/blog/2011/02/4-7082.html

改めてCDを聴いていると、ライブで聴いた時より全体的に落ち着いて聴こえる。ライブというのは、テンションが上がるので、やや大げさに聴こえる面があると思う。

しかし、完成度の高い全集。出来栄えとしては、4番が一番良い。次点は1番で、2番が続く。3番も悪くは無く、中間楽章は秀逸。とにかく、オケが非常に充実している。この録音を聴く限り、とても国内オケの演奏とは思えない。特に、第1、2ヴァイオリンパートの美しさは世界に誇れるレベルだ。大植&大フィルの大きな成果がこの全集という形で残せて本当に良かった。録音も素晴らしい。

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大植英次&大阪フィル チャイコフスキー・セレクション No.3

2011年11月2日(水)
ザ・シンフォニーホール

指揮:大植英次
独奏:セルゲイ・アントノフ(Vc)

■チャイコフスキー:(ミステリーピース)交響曲第7番「人生」~第1楽章
■チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
■チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

びみょ~

シリーズ最終章。恒例のミステリーピースは、いつもより長く、どうも交響曲っぽい感じがした。正解は交響曲第7番。会場で一人だけ(3回連続で)当てた方に、拍手!

ロココは、曲が苦手。なので、眠かった。演奏自体は中々良かったと思うが、こんなつまらない曲にはもっと面白みがほしい。その点、アンコールでフィナーレをやったのは遊びがあって良かった。アントノフの評価は避ける。

「悲愴」は、第1楽章、駄演。第2楽章、凡演。第3楽章、快演。第4楽章、秀演。良くも悪くも大植らしい演奏。第1楽章は二流の指揮者が色々やって失敗した感じ。ただ、途中でギアチェンジした後は流れがあり、剛直で良かった。

第2楽章は、細部でいろんな拘りがみえたが、全体としては普通。第3楽章は迫力満点ながら一定の統制が効いていて良かった。フィナーレは、アンダンテで演奏すると言っていたものの、引きずりまくって時にアダージョどころかレントになっていた所もあり、アンダンテというより、慣習的なアダージョでやや早いテンポを取った演奏と相違いない。しかし、極めて妥当なテンポで、大フィルが誇る弦楽アンサンブルの妙味をみせ、情感豊かで濃厚で、非常に印象深い演奏だった。

ソロでは、クラリネットの金井氏が素晴らしかった。ホルンもなかなか良かったが、反面、トランペットが弱かった。チューバの川浪氏はやり過ぎw

SONY MDR-Z1000

モニターヘッドフォンは、新時代に入った感がある。少し前まで、モニターヘッドフォンは汎用的というか、オーソドックスであまり高性能を求められていなかったが、今日のモニターヘッドフォンは極めて性能が高い。

先日推したSHURE SRH940の対抗馬がSONY MDR-Z1000だ。元々モニターヘッドフォンで定評のあるSONYは、基本的に他メーカーよりも高解像度な印象がある。また以前ほどではないがドンシャリというか、低音と高音をしっかり聴かせようというコンセプトがある。MDR-Z1000はそんなSONYの究極と言えるモニターヘッドフォンだ。

全ての音が克明に鳴りきって耳にダイレクトに伝わってくる。迫力が凄い。とにかく、超高解像度で、あらゆる音をはっきりと分離して鳴らす。もちろん、低音も高音もしっかり鳴らすが、高音は流石にきつすぎるか・・・?掛け心地等は良好。

SRH940と比べると、MDR-Z1000の方が解像度が高く鮮明。また、MDR-Z1000は音場が近いので、音源を再至近距離で聴いている感じでダイレクト感が強いが、SRH940はベストバランスな距離があり、全体の鳴りを見通せる。

SRH940とMDR-Z1000はどちらもモニターヘッドフォンを標榜しているが、明らかにタイプの違うヘッドフォンだ。MDR-Z1000は解像度が高く、ダイレクトに音を聴けるため、音声編集や最終のマスタリングに適す。SRH940は、ベストバランスで前後左右を確認出来、余韻の描写が巧いので、楽器モニターやMIXに適す。

どちらも本来、普通の音楽鑑賞用では無いが、アコースティック系ならSRH940、エレクトロ系ならMDR-Z1000か。中間的なポップスやロックは好みで分かれてくるだろう。

どちらか一つでも十分、オールマイティーに活躍出来るポテンシャルを持っているが、敢えて両方使い分けるのは贅沢な話だろうか?ちなみに、MDR-Z1000の方が再生環境を選びにくいのは一言しておく。

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今年は・・・

毎年、年末に自分が足を運んだライブのベスト5を発表しているのだが、今年は選考困難な様子。まだ、大植/大フィルの「悲愴」や「大地の歌」等も残っているが、今年は名演に恵まれ過ぎた。

現時点での候補を挙げておくと、

・大植英次&大フィル ブラームス交響曲全曲演奏会4
・大阪フィルハーモニー交響楽団第446回定期演奏会
・大阪フィルハーモニー交響楽団第447回定期演奏会
・東京二期会オペラ劇場「フィガロの結婚」
・大阪フィルハーモニー交響楽団第449回定期演奏会
・大阪交響楽団第159回定期演奏会
・大阪フィルハーモニー交響楽団第452回定期演奏会
・スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル

とにかく、今年は大フィルが凄い。今の所、1位は決まっている。2位と3位は少し迷っている。4、5位を選ぶのは難しい。
逆に今年はワーストライブを選ぶのは簡単・・・。

Trio Concert ~音の戯れ~

2011年10月30日(日)
青山音楽記念館(バロックザール)

松川朋子(ヴァイオリン)
石田聖子(チェロ)
松田みゆき(ピアノ)

■ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 op.70-1「幽霊」
■武満徹:ビトゥイーン・タイズ
■メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 op.66

秋の午後に至福の一時

昨年に引き続きこのトリオのコンサートが行われた。大阪クラシック等、このトリオは度々演奏を重ねていて、より洗練されたトリオになってきている。このトリオは、エレガントな松川と重厚で深い石田、瑞々しくも安定感のある松田とそれぞれ個性の違う3人が持ち味をぶつけ合いながらも上手く融合しているのが魅力的だ。

ベートーヴェンは、第1楽章、早めのテンポで若々しく進めたが、第2楽章はゆったりと情緒を出し、第3楽章は華麗にまとめた感じ。全体として堅実な演奏だったが、もう少し表現に幅が欲しかった。

武満も、うまくまとめた感じだが、もう少し思い切りが欲しいかも。

メンデルスゾーンは今年の大阪クラシックでも取り上げており、堂に入っていて素晴らしかった。とにかく熱い。このトリオは本気だすと熱くなる!松川が、フォルテでも大変美しい音を聴かせていたのが印象的。石田も迫力があったし、松田も全開!

アンコールの2曲も良かった。

芸術の秋を飾るに相応しい、素敵なコンサートだった。

スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル

2011年10月21日(金)
ザ・シンフォニーホール

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
管弦楽:ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

■モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
■ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」

巨匠の至芸?

ずっと楽しみだったこのコンサート。ついに、その時が来た。まずは、スクロヴァチェフスキが無事に来日していることを確認して一安心。

ジュピターはMr.Sらしい硬質かつ緻密なモーツァルト。骨組みが見えるタイトな音作りの中にも豊かなロマンがあるのはMr.Sの真骨頂。ただ、前半2楽章はSが手を抜いていたのか、オケが調子出なかったからなのかは分からないが、アンサンブルがやや雑な上、やや間延びした感もあった。こんなものか?と思っていたら、メヌエットからいきなりギアチェンジし、いかにもSらしい快活な表現で、オケも復調。さすがはMr.Sと聴衆を唸らせ、後半へ・・・。

ブル4に関しては正直感想が無い。言うことが無い。何というか、凄さも度が過ぎると何も感じなくなる?腹一杯食った後に、更に料理が出された気分?正直、拍手もどうでもよくなった。

第1楽章、ゆったりとしたテンポで、Sとしてはオーソドックスに、いかにも巨匠という感じの表現。音の鳴り方が凄い。というか、やばい。やばすぎる。途中、ややテンポを早めるシーンもあったが、終始落ち着いていた。

第2楽章も、オーソドックスに余計な小細工をせずに、着実に進めた。その分、凄い深みがあり、ブルックナーの美を存分に表出。もう、これで既に大満足。この楽章が終わった後の余韻の幸福なこと!!

第3楽章は、老大家とは正反対の若々しい演奏。思い切りの良い舞曲に仕上げたが、とても88歳の棒では無い。20~30代指揮者の勢いを感じる。

フィナーレは意欲的だ。何というか、巨匠が若手指揮者に乗り移って指揮した感じ。若々しく活きの良い表現だが、それでいて巨匠ならではの熟練したテクニックが満載。ラストは神降臨!この楽章、後半はあまり記憶に無い。頭が真っ白になっていた。

何というか、現代最高のブルックナー指揮者が、手兵を使って自由自在にブルックナーを演奏した感じ。なので究極という完成度のある演奏では無いが、フレッシュで覇気に溢れながらも、全てが異常な説得力を持った壮絶な名演。いろんな事が試みられているのだが、音の鳴らし方、溜め方、バランス等、あくまでブルックナーを知り尽くした大家ならではの演奏。

当然のスタンディングオベーション!

SHURE SRH940

いつの間にやら夏に発売されていたSRHシリーズのフラグシップSRH940。SHUREのSRHシリーズは、モニター用ヘッドフォンとして開発され、素直な音質とコストパフォーマンスの高さで好評を得た。中でも、SRH440や840は原音忠実志向なリスナーからも評価を得て、人気モデルとなっている。

SRH940は、これまでのフラグシップ、SRH840の上位に位置づけられるモデル。ネット等での評判も上々のようだが、実際に買ってみたのでレビューする。

基本的には、これまでのSRHシリーズ同様、原音忠実性が高く、変な癖の無い素直な音。上下左右の音も正確。解像度も高い。やはり、モニターヘッドフォンとしては最高のモデルだ。

問題というか、多くの方が興味あるのは、価格で5~6千の差があるSRH840との違い。SRH840も完成度の高い、極めて優れたモニターヘッドフォンである。結論から言えば、SRH940はSRH840の上位版というより、ブラッシュアップ版だと思う。つまり、性能や音質に大きな差は無い。

SRH940がSRH840より明らかに優れているのは、装着感。SRH840は密着感が強いのは特長だが、閉塞感が強く、重たいために体勢によっては頭からずれやすく、長時間のリスニングにやや難があるのが欠点だった。SRH940は軽量化され、フィット感も良好になった上に、閉塞感が弱まり、自然な装着感を得たため、長時間のリスニングにも全く支障が無くなった。また、ケーブルも中に仕舞われる等、スリム化した割に作りはむしろしっかりし、長期の使用に耐える事が出来そうだ。閉塞感が弱まったのは、SRH840はパッドが皮系だったのに対し、SRH940は布系になった効果だろう。なお、収納ケースもSRH840は袋だったが、SRH940はハードケースになっている。

音質に関しては「SRH940≧SRH840」というのが正直な所。基本的にはSRH940もSRH840も大して変わらない。しかし、SRH940の方がよりナチュラルな音を鳴らす。実はSRH840は低音のボトムと高音のトップ手前に若干のピークを作り、そこを強調している。これが絶妙で、理想的な音バランスがSRH840の特長となっている。しかし、逆にボトムとトップがみえにくい欠点がある。また、音の鳴り方が前方にやや集中した感じで密集を生み、よく言えば迫力があるが、ややダマになってみえにくい音が存在する。

SRH940は低音、高音共にほとんど強調を加えず、全音域が聴感的にフラットに鳴る。当然、周波数レンジに優れているので、ボトムやトップも正確かつはっきりと聴きとる事が出来る。とにかく、原音をありのまま淡淡鳴らす感じ。また、音の鳴り方がやや後ろになったため、響きが豊かになり、残響等が聞き取りやすくなったし、音が少し拡がった分、解像度も上がった印象を受け、とにかく原音の全てを聴き取れる。結果的に音の情報量がSRH840より上がった印象を受ける。

とは言っても、そんなに差異は無い。装着感の違いが音質の差に相当影響していると思う。それで、どちらかを選ぶならどうするか?正直、好みの問題。SRH840は割安で、ぱっと聴いた感じの音バランスが優れているが装着感が悪い。SRH940は割高だが、装着感が非常に良く、音の見通しが良好。聴くジャンルによっても変わるだろう。お勧めは、ロックやJ-ポップ、クラブ系、電子系はSRH840。ポップスやアコースティック系、ジャズはSRH940。クラシックは室内楽や声楽系ならSRH940だが、シンフォニーはSRH840の方が迫力はある。

モニターヘッドフォンとしては、SRH840が一般向けなのに対し、SRH940は完全にプロ向けだ。というのも、SRH840は低音から高音までバランスの良い音で聴けるのに対し、SRH940はフラットな音なので、音のバランスを取るのに経験がいる。しかし、SRH940の方がより細かな粗を聴けるし、より正確な音響を聴ける。SRH940を使いこなすには一定のスキルが要求されるだろうが、現存する全てのモニターヘッドフォンの中で間違いなく最高のポテンシャルを持っているのがSRH940。

ちなみに、SRH940は再生環境をありのままに描く残酷さも持っている。劣悪な再生環境だと、音が悪い。よく高音が鋭く耳に刺さるとレビューされているが、うちのフラットバランスなヘッドフォンアンプ、ベイヤーのA1を通して聴いている限り一切そう感じない。そういう意味では、聴く人(環境)によって音の印象がかなり違ってくるかもしれない。この点はSRH840の方が無難。

とにかく、SRH940とSRH840で迷われている方は、試聴するしか手が無いと思う。しかし、どうしても試聴が不可なら、SRH940を買って損という事にはならないというのが私の結論。

http://www.shure.co.jp/ja/products/headphones/srh940

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SONY ICZ-R50

ラジオの予約録音をしたかったので購入。しかし、一度電源を入れて切ったところ、電源が入らない。電池、あるいはACアダプターを一度入れ直すと電源が入る。ところが、また電源を切ると入らない。これはネット上でも報告がみられるが、この機種にはこういう症状のみられる製品があるようだ。あまりにも酷い初期不良。SONYもここまで堕ちたかと思った。

ヨドバシで購入したので、持っていくと直ぐに新しい製品に交換してくれた。この機種、買うなら購入先は十分に吟味した方がいい。大手家電ショップが無難だが、ネットで買う場合はサポートに注意した方がいい。

さて、予約録音は時間と局を選択していくだけで簡単。再生機能も手軽かつ充実していて、使い勝ってはよい。スピーカーの音質は普通。感度は良好。製品としては非常に優れていて満足している。

ただ、初期不良で電源に欠陥があるというのは酷過ぎる。

大阪フィルハーモニー交響楽団 第452回定期演奏会

2011年10月5日(水)
ザ・シンフォニーホール

指揮:ラドミル・エリシュカ

■スメタナ:連作交響詩「我が祖国」

チェコの巨匠エリシュカ、究極の名演!!

期待の大きい今定期。エリシュカの「我が祖国」ならば外す事は無いと思われるが、名演を期待しているのでハードルは極めて高い。

まず、登場してきたエリシュカの若々しい姿にびっくりした。というのも、数年前に大フィル定期で登場した時は、足元もおぼつかない感じで、座って指揮しており、正直、このじいさん大丈夫かな?という感じだった。演奏は素晴らしかったけれども・・・・。しかし、今回は指揮台に椅子は無い。颯爽と登場するエリシュカ、御年80歳。絶対に若返っている!?

「高い城」、冒頭のハープからして尋常ならぬこだわりよう。そして、続くホルンのなんと柔らかい響き!!弦の優しく美しい響きは絶品。とにかくエリシュカの動きが鋭い。

「モルダウ」は、まるでモルダウ川を目の前にしたようなリアルな表現。エリシュカはチェロとヴィオラに指示を繰り返していたが、その効果は絶大で、川のせせらぎが活き活きと描写される。金管はやや抑え気味にマイルドな響きを聴かせていた。管打弦、その区別は無く、全楽器が融合した一つの響きとして聴こえるこの一体感。正体は大フィルなのだが・・・。

「シャールカ」は活きがよく新鮮。大太鼓の思い切った強打が凄まじい。珍しくトロンボーンがミスったのは残念だったが、気迫溢れる演奏だった。

ここまでで前半終了だが、既に大きな拍手が起こり、聴衆は熱くなっていた。そして、後半はオケもエリシュカも聴衆もさらに集中力が増し、とんでも無い演奏となった・・・。

「ボへミアの野と森より」は、今日のベスト演奏だと思う。正直、この曲は全6曲の中でやや魅力の欠く作品だと思っていた。しかし、エリシュカの手によれば大変な魅力作に様変わり。後半、大フィルはミスも少なく、明らかに全員が本気モード突入!

「ターボル」、コラールに涙した!もう、情報量が半端ない。一音一音全てに有機的な意味を持ち、とてもその全てを聴いて処理出来ないほど濃厚な表現。もはや訳が分からん状態。大フィルはエリシュカによって完全にドライブされる。手取り足取り大フィルを操るエリシュカはマジでかっこ良かった。

そして、凄まじい最強音で開始された「ブラニーク」、前半は厳しかったが、途中から温かく感動的な演奏。もちろん、下手な小細工は一切無し。真に感動的な音楽がここにある。大フィルは無我夢中でエリシュカの棒に付いていった。

圧巻の「我が祖国」、今期一番の盛り上がり。ただただ唖然とするしかない。究極だ。これ以上の「我が祖国」は期待出来ない。とにかく、大フィルの響きが美しい。マイルドで柔らかい。それでいて迫力にも事欠かない。正直、指揮者でこれだけ音が変わるのかと驚き。これが日本のオケの演奏は到底信じられないレベル。まあ、絶好調の大フィルと、体調万全のエリシュカが共演したらこうなるのだけれど、しかし、エリシュカの手腕は凄いし、大フィルも凄い。

個別の奏者では、コンマス長原が凄かった。クラリネットの金井氏、オーボエの大森氏は絶品だったし、珍しく?ホルンも良かった。

はっきり言って衝撃としか言い用が無い。エリシュカは大変元気そうなので、ぜひとも再度大フィルに来て頂いて、得意とされるブラームス、出来れば「ドイツ・レクイエム」辺りを・・・・。

余談だが、今日の松川氏可愛すぎた。最初席を間違えかけたのに萌えた。彼女の周辺も美人揃い・・・。

さて、次回は大植の「大地の歌」。それより、大植の後任は誰??

大阪交響楽団 第159回定期演奏会

2011年9月28日(水)
ザ・シンフォニーホール

指揮:児玉宏

■モーツァルト:交響曲第39番
■ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

真のブルックナー指揮者!

モーツァルトは児玉らしく手堅い演奏。アンサンブルの純度も高い。

本日メインのブルックナー、先週大フィルで下野の冴えないブルックナーを聴いた後だけに、期待は大きかった。児玉は、ブルックナーを得意としており、評判も大変良いが、まだ一度も聴いた事がなく、今回やっと聴く事が出来た。

結論から言えば、児玉宏は大変優れたブルックナー指揮者だ。ブルックナーを完全に手中に収めている。先週の下野とはまるで次元が違う。指揮者としてのキャリア、実力の差も大きい。

第1楽章、冒頭はかなり弱い弦の刻みで開始された。しかし、ホルンが酷い!最悪!!最低!!!下手にもほどがある。大フィルのホルンも酷いが、いくら何でもここまで酷くはない。全く取れない音程と汚い音。はっきりいってプロ失格。大きなマイナスポイントで開始され、どうなるかと思ったが、その後トッティーでこれぞブルックナーという音を聴かせた後は、児玉のブルックナーにただただ酔い続けた。

児玉は歌が意外と上手く、ブル4の名旋律の数々を絶妙に歌いぬく。聴かせどころも全て最高の形で迫ってくる。ブル4だからだと思うが、テンポや強弱バランスはかなり大胆。しかし、あくまでブルックナーを知り尽くした上での解釈なので、本質からずれない。ユニークなブル4だった。フィナーレの最後、力みすぎて荘厳さが減退してしまったのは勇み足w

しかし、下野と比べると、淡々とただ流れ続ける下野に対し、児玉はフレーズが克明に鳴らされ、決して流されない。強引で唐突な下野のクレッシェンドに対し、児玉のクレッシェンドはとても綺麗だ。違いをあげればきりがないが、下野がどうのこうのというより、それだけ児玉が優れているということ。児玉は、これまで正直マニアックな曲を振る事が多く、きちんとした評価をしかねていたが、当夜は児玉の凄さを思い知った。

しかし、演奏内容は先週の大フィルと比べてはるかに当夜の方が良かったが、演奏精度は大フィルの方が圧倒的に高い。当夜の大響は14型の大編成を取ったため、エキストラが多いハンデはあっただろうが、それにしても酷い出来。ホルンは勿論、木管もアンサンブルで乱れる場面が多かった。弦も精度を欠いた場面が多々みられた。正直、大響には失望した。しかし、こんなオケでもここまでのブルックナーを聴かせる児玉の実力はやはり本物。児玉を大フィルに呼んでブル5、8、9辺りを振ってほしい!!

内容には大満足ながら、オケのあまりの未熟さでやや物足りなさも感じたブル4。今月21日、現代最高のブルックナー指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキが手兵ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団を率いて、ブル4を披露する。児玉との解釈の違いも楽しみだし、何より、オケの実力が違うので、本当に楽しみだ。

画面設定

PCモニターとしてレグザを使っているのだが、画面がフルに映らず、90%位の表示になっていて、仕様かと思っていたら違った。

WinVistaをたまたま起動させたら画面がフルで表示されたのだ。それならばWin7でも同じはずなので、何かしら設定がおかしい事に気付いた。調べてみたら、ATI(グラボ)にHDMI接続した場合、画面が小さく映る場合があり、スケーリングオプションを再設定する必要がある事が分かった。

ATIのコントロールパネル(Catalyst Control Center)からDesktops&Displaysに入り、利用しているディスプレイを選び、Configureを選択。Scaling Optionsタグに入り、Overscanを0%にすると、全画面表示される。

驚いたのは、今まで文字が粗かったのが、綺麗になった事。これも仕様かと思っていたが、これが原因だったとは・・・・。しかし、最初からこうなるようになぜ設定されていないのか、不親切にもほどがある。

SONY ICR-P15

先日購入したラジオ、OHM AudioComm RAD-F6228Mがあまりにも役に立たないので、急遽、SONY ICR-P15を購入。AM専用だが、RAD-F6228Mと比べると受信感度に雲泥の差がある。ICR-P15の受信感度はなかなか良好だというのもあるが、むしろRAD-F6228Mの受信感度があまりにも悪すぎる。ただ、スピーカーの音質はRAD-F6228Mの方が良い。ICR-P15はやや上ずった感じがする。ICR-P15はメーターが簡易的で選局はしずらいが、同調インジケーターの反応が鋭く、受信はし易い。お手軽なAMラジオが欲しい方にはお勧め!

大阪フィルハーモニー交響楽団 第451回定期演奏会

2011年9月21日(水)
ザ・シンフォニーホール

指揮:下野竜也

■J.S.バッハ(ベリオ編):「フーガの技法」~3つの主題による4声のフーガ(コントラプンクトゥスXIV)
■ボッケリーニ(ベリオ編):「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版
■ブルックナー:交響曲第2番(1872年キャラガン版)

酸っぱいブルックナー・・・・・

今年は台風の当り年。夕方には台風の影響がほぼなくなったが、客入りは7割ほど。下野はプログラムセンスが非常に高い。ブルックナーの前にこの2曲は最適。

バッハは重心が低く、堂々とした佇まいは下野の特長であるが、いかんせん重たすぎる。もっと活き活きとした表情が欲しい。ちなみに、大フィルはこの曲をコントラプンクトゥスXIXと表記しているが、コントラプンクトゥスXIVの誤りである。誰も気づかんか・・・。

ボッケリーニは、下野の組み立ての巧さが冴える。今夜のベスト演奏。

さて、下野のブルックナーは過去に何度か生で聴いた事がある。しかし、未だ満足した事が無い。悪くは無いのだが、物足りない。結論から言うと、今夜のブルックナーも例外では無かった。

最初、早いテンポで開始して、その後絶妙なテンポチェンジを交えながら意欲的に進めていっておや?と思ったが、それ以上のものではなかった。全般的に、テンポは大変的確だし、音の鳴りっぷりも恰幅があって良い。しかし、響きにコクが足りない。フレージングが悪いというか、各フレーズを流してしまっているのでブルックナー独特の深さが出ない。また、リズムも甘いのでブルックナー独特のリズム感も出ない。

残念ながら、現時点で下野はブルックナー指揮者としては未熟。形はいかにもブルックナーぽいのだが、中身が淡白すぎる。下野は正直マーラーの方が相性が良いと思われる。ただ、経験を積めばいずれ素晴らしいブルックナーを聴かせてくれそうな期待はしている。

今夜の大フィルは大きなミスも無く、好演だった。引き締まったアンサンブルで、下野の能力の高さを示した。

さて、次回は巨匠エリシュカの我が祖国。外しようのない会なので用チェック!!

じゃんけん選抜

昨夜のAKB48、24thシングル選抜じゃんけん、最初の方はとんでもないメンバーになるかと思ったが、最終的にバランスの取れた良いメンバーになった。

篠田麻里子
藤江れいな
峯岸みなみ
小林茉里奈
秋元才加
大家志津香
前田亜美
佐藤すみれ

小嶋陽菜
河西智美
北原里英
梅田彩佳
山口夕輝
山内鈴蘭
桑原みずき
肥川彩愛

まず、篠田のセンターは期待していたので嬉しいし、どんな曲になるのか楽しみ。前回のじゃんけん選抜と比べると、前田こそいないが、篠田の人気は高いし、峯岸、秋元、小嶋、河西、北原と脇も充実しているので、活躍も期待出来る。他のメンバーもアピール出来る絶好のチャンス!特に、山内とNMBの山口、肥川には大いに期待!個人的には梅田が入ったのも嬉しいところ。

前田(敦)は、これで11~12月の負担が少し減ればいいなと思う。
大島、渡辺は何をやってんだか・・・。2人とも衣装は最高だったが・・・。
高橋のセンターもいずれは見たい。
指原は流石かwどーん
仲川、市川、島崎は残念無念。

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